アフガニスタンがタリバンの管理下に~力やお金よりも教育が強い~

アフガニスタンがタリバンの管理下に~力やお金よりも教育が強い~

こんにちは。
「5人組が世界を変える」Awai代表の小水嘉です。
ご訪問ありがとうございます。

先月から世間を騒がせているアフガニスタン。
8月末でアメリカも撤退して、本格的にタリバンの管理下に置かれています。

アフガニスタン タリバンが首都の空港に戦闘員配置し管理下に

正直、最初は事の重大さがピンときていませんでした。
やっぱり平和ボケ日本ですね。
でも、立場チェンジして考えた時、言うなれば、日本が急に北朝鮮に政権を乗っ取られたようなものですよね。
一夜にして。
そんなことを考えながら、アフガニスタンでものすごいことが起きたんだと実感が深まっていきました。

アメリカがタリバンを抑えようとしてこの20年間投じてきたものはかなりのものです。

アメリカ国防総省によりますと、軍事作戦を開始した2001年10月からこれまでに、アフガニスタンで死亡したアメリカ兵は2461人で、2万人以上がけがをしました。
また、アフガニスタンの復興状況を調べているアメリカ政府の監察官の報告書によりますと、この20年間、アフガニスタンでの戦費は合わせておよそ8370億ドル、日本円でおよそ92兆円に上ります。
ただ、アメリカ・ブラウン大学のワトソン国際問題研究所が国債の利子などを含めて試算したところ、実際にはその3倍近い2兆3000億ドル余り、日本円でおよそ253兆円に上るとしています。

これが一夜にしてパア。
アメリカが投じてきた莫大な軍事力、財力が、タリバンの教育に負けたということです。

個人主義で経済論理が中心のアメリカでは、金の切れ目が縁の切れ目レベルの人間関係です。
一方、タリバンは違います。
ものすごい結束力があり、そのための思想・哲学が教育されています。
自由主義にプライドを持っていたアメリカはかたなしですね。

けれど、タリバンの教育の先には幸せはありません。
子どもが笑顔で自爆テロをする教育です。
それが許されていいのでしょうか。

人間1人ひとりがどれほど価値ある素晴らしい存在なのか。
その素晴らしさは知っている世界から自由になった時、認識することができます。

人間の尊厳が花開く。
尊厳で、愛で、平和でつながっていく。
そんな人をつくる教育革命をおこそう。