カントが待ちわびた日本文明~all zero化する日本文明は永遠平和を具現化する~

カントが待ちわびた日本文明~all zero化する日本文明は永遠平和を具現化する~

こんにちは、小水嘉です。
ご訪問ありがとうございます。

平日毎晩開催している令和哲学カフェも3年目、5期に突入してから3クール目を迎えています。
開催回数492回、延べ参加人数9万1730名を超える哲学カフェって、史上初ではないだろうか、と改めて蓄積のパワーを感じます。

そしてなんと!3クール目に出演しておりますー。
5期ではプラトン、カント、ニーチェ、ハイデッガー、ドゥルーズの各哲学者たちを一人ずつ担当します。
私はカント担当。

西洋の哲学はカントに流れ込み、カントから流れ出る

と言われるくらいの哲学界に革命を起こした方。
嬉しくも若干ビビりますね(笑)

行動を哲学する

さて、毎回テーマが決まっていて、
1クール目は「格差を哲学する」
2クール目は「自由を哲学する」
そして今回の3クール目は「行動を哲学する」です。

昨日は
「効率の良い、結果がでる行動を生むために、日本にどのような行動を要求をするか?」
というお題がNoh先生から投げられました。

お題、いつも開始15分前くらいに投げかけられるので、毎日ドキドキです(笑)
皆さんはどのような行動が効率が良く、結果が出ると思いますか?

国際連盟をつくる

どんな行動をするか、カントは国際連盟をつくることを提唱しました。
道徳法則を持った共和国が起点となって、連合していき、国際連盟をつくること。
その動きが広がって、世界共和国になり永遠平和に到達すると。

国際連盟を具現化するためには、道徳法則に沿って定言命法を持つ共和国が必要だと言いました。
定言命法に沿って最高善を成す集団をつくることであり、そのためにはまず一人ひとりが自らの定言命法を持つことから始まります。

耳慣れない言葉ばかりで「どゆことだ!?」と思う方は、昨日の令和哲学カフェでプレゼンしたので、見てみてください。(*1週間限定公開です)

実際、国際連盟は、カントが立てていた理念や構想がベースになっています。
国際連盟が設立されたのが1920年なので、18世紀後半にすでに国際連盟の構想を持っていたカントはすごいですね。

all zero化できなかった

カントは永遠平和は摂理であり、いつか必ず具現化できると認識していました。
けれど「いつ」なのかは言い切れませんでしたし、言い切れるほどの具体的なビジョンは描けていません。
なぜなのでしょうか?
色んな観点から語れると思いますが、今回カントを深めて私が思うのは、

all zero化できなかった

からだと思います。

カントは善のイデアを「物自体」と言いました。
けれど「物自体」とは何か?を明確に規定できていません。

物自体は今までの全ての概念の外にある無概念の概念です。
無概念の概念を規定するためには、イチミリでも今までの概念が残っていたらできません。

今までの全てをall zero化する。

その時、
物自体が何かが明確にわかり、
物自体と認識形式の関係性がわかり、
その関係性を成り立たせる要素命題の発見が可能になります。

令和哲学・認識技術nTechでは「体系的理解の基本単位」がわかることだと言っています。
この境地は、あらゆる哲学者、科学者、宗教家たちが追求しながらも得られなかった世界。
だから私たちは無意識に真理を悟り知ることを諦めてしまっているのではないでしょうか。
それで、真理は無理だから倫理・道徳で行こうって。
そんな人類700万年間の涙がall zero化される時が今来ています。

カントが待ちわびた日本文明

今回、カントを調べる中で、永遠平和へ向けてカントがその出現を待っていたのが、まさしく日本だと思う一文がありました。

その実現可能性を保証するものとして、カントが期待するのが「啓蒙された強力な平和連合の要となる共和国」、の存在である。

https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900075243/2011no.23_148_159.pdf

”啓蒙”には”くらいものをひらく”という意味があります。
自分が何者かもわからないまま自然法則に沿って、事実判断で生きている盲目状態の人間を、全てをall zero化し、物自体そのものへと導く共和国が必要だということではないでしょうか。
その共和国がつくられたら、そこが中心点となって、諸国家と連盟的統一をして広がっていくとカントは語っています。

まさしくその中心点となる共和国が日本文明だと思いませんか?

カントは、人間とは、
何を知り
何を実践し
何を希望すべきなのか
人間とは何か

と言う問いを投げました。

21世紀の悟り人 令和哲学者Noh Jesu先生に出会って私が思うことは、この問いが終わる時が来ているということです。

人間には、無条件知るべきこと、無条件実践すべきこと、無条件希望すべきことがあります。
これこそが定言命法です。
この定言命法を得ることが絶対知であり、その教育が令和哲学・認識技術nTechです。

改めて、なぜ日本から始まるのか。

日本は刀の刃の上に立つ心を持っています。
それは全てをall zero化する真理の刀でもあります。

一つだけがあるから選択不可能、無条件行く道。

それを実践したのが日本です。
もし今の時代にカントが日本に来て、Noh先生に、日本に出会ったら感動のあまり叫ぶのではないでしょうか。
自分が言ったことをこんなにも理解し、実践しているのかと。
具現化できなかった永遠平和が本当に見れるのだと。

私たちはそんなタイミング、そんな場所に生きています。

音に驚かない獅子のように
網にとらえられない風のように
水に汚されない蓮のように
犀の角のように
ただ独り歩め
日本文明

そんな感動の令和哲学カフェでした。

★令和哲学カフェ
https://reiwaphilosophy.com/

★「心感覚」特設サイト
https://www.noh-jesu.com/shinkankaku/