違いを生かし楽しむ道とは?~「和を以て貴しとなす」世界を具現化する令和日本~

違いを生かし楽しむ道とは?~「和を以て貴しとなす」世界を具現化する令和日本~

こんにちは、小水嘉です。
ご訪問ありがとうございます。

今日は「違い」を生かし楽しむ道をどうやってつくれるのか?を考えてみました。

One Worldへ向かう世界

コロナパンデミックが起きてもうすぐ2年。
世界で500万人以上の人たちが亡くなり、もはや世界第三次戦争レベル。
さらには環境破壊が進んで2050年には地球に人が住めなくなるとも言われています。

どう見てももはや1国で対応できることではないのは明らか。
国を超えて、協力していかないと無理なこと。
今までやりたくともなかなかできなかったOne World。
いよいよ本格的に向き合わなくてはいけない時に来ていますね。

One Worldへ向かうにあたって必ず越えていかないといけないことが「違い」です。

国家、宗教、イデオロギー、文化など。
さらには人間1人ひとりの判断基準やライフスタイル。
違いを超えてどう融合していくのか。
ここで日本文明は大きな役割を担うと私は思っています。

違いがあるからこそ存在意義が生まれる

「ビジョナリー(予見者)」とも呼ばれる米『WIRED』の創刊編集長であるケヴィン・ケリー氏の著書「5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる」
この中でケリー氏は、以下のように語っています。

人生に満足している人にはいくつか共通点があります。それはずっと「自分が何者であるか」という疑問を持っているということです。他人にはないが自分がより向いている得意なものは何か、という疑問に答えることこそ、最も難しい話なんです。

5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる

自分は周りと何が違うのか、そしてその違いはどう差別性があり価値があるものなのか。
自分はこれだ!と言えるものを自ら見出せることが、強烈な存在意義に繋がり、人生に満足感を得られるということです。

私はこれを読んだ時、こんなに賢い成功者でも、自分が一体何が違うのか、存在意義や幸せを見出すのが難しいのか。そして存在意義を感じたいと切望しているのかと、少し驚きました。
でも、人間が悩むことですよね。
なんか、一気にケリーさんを身近に感じました。

違いって大事。
みんな一緒だったらロボットみたいでつまらないですし、進化も起きません。
違いをつぶして無理やり一緒にしたのが歴史的にはファシズム。
それではみんなが幸せになれないことはすでに証明されています。

とはいえ、今の時代はIT社会。
誰もがスマホひとつで世界中の情報にアクセスできる情報の大洪水の中にいます。
IDCの調査では2025年には全世界のデータ量が163ゼタバイトになるとか。

IDC Japanの予測によれば、全世界で発生するデータの量は、2025年には2016年比でおよそ10倍になる163ゼッタバイト(163兆ギガバイト)にまで増える。

2025年に全世界で発生するデータ量は163ゼッタバイトに、IDC調査

ちなみに1ゼタバイト=10兆ギガバイト。
もはやすごすぎてよくわかりません。
その中でどうやって私たちは自らにとって唯一無二の違いを見出し、それが価値あるものとして認められ、ビジネス化し、お互いにwin-winできるようになれるでしょうか。
ハードルが高いですね。

違いは争いの根源

別の視点から違いについて見てみます。

先ほどはどのように違いを見出すのか、という話をしましたが、そもそもよく見れば違いしかありません。
誰一人として同じ人間はおらず、クローン人間をつくっても成長過程において変わってきます。

さらに同じ世界を見ることもできません。
もし今、皆さんが友だちと向き合っていて、その目の前にコップがあるとします。
皆さんとその友だちが見るコップは同じ模様・形でしょうか。
同じにはなりえませんよね。

そもそもが私たち人間は、1分1秒も同じ画面を見ることができません
その出発から個々の経験・体験を蓄積していきます。
当然、それもみんなバラバラ。
だから思いも考えも本当の意味で共有・共感することはできないんです。

自分だけが見える世界の中、自分だけの思い、経験を蓄積している。
まるで繭の中のさなぎです。

出会えない
わかりあえない

秩序がつくれないのが人間なんですね。

でも人は1人では生きられないから、我慢して、妥協して、演技を演じる。
そんな人類500万年間のれきしです。

なぜ戦争・紛争が終わらないのか?
繭の中のさなぎだったと考えたら納得ですね。

でも「もう我慢はイヤだ!」という叫びが充満していると思いませんか?
Adoさんの「うっせぇわ」にはそんな心の叫びが現れているように感じます。

相対的和の日本

こんな問題をはらんだ中で、どう超えていけるのでしょうか。
簡単に言えば「みんな違って、みんないい」が本気で具現化されるためにはどうすればよいのか?ということ。
世界的に見て、一番資質がありそうなのが日本だと思いません?

おもてなし文化
相手を察する心
島国で相手との関係性を大事にしてきた歴史

古くには、聖徳太子の「和を以て貴しとなす」という言葉もあります。

「争いたくない」
「違いを認めて和していきたい」

日本はそんな強烈な思いを持っているように感じます。

ただ、今の日本の和は「相対的和」だと言えます。

和するすばらしい心を持っている一方で、
建前がひどい
自分の本音がわからず主義主張できず、ただ合わせる
同調圧力が強く息苦しい
人間関係が面倒くさくて「おひとりさま」が流行る
我慢や孤独がたたり、ここ数か月はすごい勢いで通り魔事件が増えています。

このままでは日本の素晴らしい資質を生かすことができないまま、どんどん落ちぶれていきます。

絶対的和

聖徳太子の「和を以て貴しとなす」ですが、続きの文章があります。

「和を以て貴しとなし、さからうことなきを宗とせよ。人皆党あり、またさとれる者少なし」

ここでいる「党(たむら)」は一般的には利害や共通の目的を持って集っている仲間・集団をさします。
しかし、さらに本質的に見ていくと、みんな繭の中のさなぎだよ、ということです。

繭の中のさなぎになっているのは、脳を基準に目で見て、モノや存在が有る、という大前提があるからです。

私たちの思考方式・認識方式は西洋から始まっています。
デカルトのxyz軸を基準として時間・空間・存在の3次元認識を無意識に使っています。

この認識では、3次元立体の自分が有るし、立体があって、面、線、点が有る、となります。
数学の計算上では、ヒモや膜といったエネルギーレベルまでわかっていますが、それも有る世界。
有る世界は、違いしかない世界でもあります。

脳を使った有る世界は全て「党(たむら)」。

だから脳の外に出ること

党(たむら)を全部ほどいて、溶かしていくこと

1ミリもひとかけらも違うことができない究極のフラットな世界

それが絶対的和

人はそれを絶対世界、無、神、愛、物自体、など様々な名前で呼びました。
この脳から自由になって、この絶対的和を一人ひとりの中に持つことは、究極の心の平和を得ることだと思いませんか?

絶対的和の世界は、禅の世界の9段階の禅定では9段階にあたります。
今まで人類は9段階を目指してきました。
釈迦や老子、ニーチェなど、到達した人たちもいます。
けれど、ここにも限界があります。

明確に絶対的和の世界を規定できない
表現できない
伝達できない
共有できない

発見した本人の心は平和でいいけれど、他の人たちはどうなるのでしょうか?
その状態でこの違いしかない現実をどう生きていったらいいのでしょうか?

究極の和

個の突破口が21世紀の悟り人 令和哲学者Noh Jesu先生が発見した「0=∞=1」です。

Noh先生は日本で間を発見し、数式化に成功しました。
「間」は違いを疎通させる道でもあります。
「人間」という人と人の間をつなげるもの。
人だけではなく、数学やITに心を取り入れ、科学と心の世界をつなげるもの。

Noh先生は、これが「侍の悟り」だと言います。
9段階の禅定では10段階になると。(段階が増えてる!!笑)

間を悟り知り、侍の悟りの境地になった時、

違いを生み出し
どんな人ともパートナー関係になれる
だから違いを生かし、楽しめる
祭りになるんだ

それが本当の「和を以て貴しとなす」世界。
ちなみにこの10段階の境地をひと言で表わしたのが「令和」だとNoh先生は言います。
だから「令和」という元号が出た時、ものすごく嬉しかったのだと。
確かに当時、めちゃくちゃ喜んでおられましたねー。

■令和元号が出た時に書いた感動ブログ↓↓
【令和哲学①】愛のゲームに反転させる!日本、あけましておめでとうございます

人類は500万年間やりたくてもできなかった違いをいかして楽しむ祭り。
最高のクリエイティブを発揮するチームプレイ。

そんな未来を共につくっていきませんか?

「0=∞=1」かNoh先生についてもっと知りたい方は、こちらがおススメ!

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★令和哲学チャンネル
まずはどんなものかチラ見してみたい方にはYouTubeチャンネル。

https://www.youtube.com/c/JesuNoh