知のB1 ブックダービー出演!~「5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる~

知のB1 ブックダービー出演!~「5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる~

こんにちは。
「5人組が世界を変える」Awai代表の小水嘉です。
ご訪問ありがとうございます。

この度、「知のB1 ブックダービー」に出演することになりました~!

私のお気に入り番組のひとつ。
同時に、毎回優勝馬を外して涙を呑んでいる番組でもあります。。。

この番組では情報社会に読むべき1冊を競います。
馬(本)と騎手(パネラー)がどこまで攻防一体となれるかの美しさが問われるんですね。
今からドキドキです。

以前のPV動画はこちら↓↓

5000日後の世界

私が選んだ1冊は、10/15に出版ホヤホヤのこれ!

「5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる」

「ビジョナリー(予見者)」とも言われる「WIRED」創刊編集長のケヴィン・ケリー氏。
これからは「ミラーワールド」が当たり前になると彼は言います。
全てがAIに接続してつながり、メタバース空間でアバターを持ち、100万人単位の人たちと一緒に仕事をするようになる。
今からの5000日って約13年間なので、そんな日はすぐに来てしまうということです。

全く新しい世界への準備必要なのが今の時期だというのをひしひしと感じます。

西洋の思考方式

それにしてもケヴィン・ケリー氏はものすごくポジティブ。
本人も自分のことを「楽観主義」と言っています。
でも、根拠ないただの楽観思考ではないんです。
それが東洋と西洋の思考方式の違いですね。

その違いを現わす代表的なのが、ニュートン

「りんごはなぜ落ちるのか?」

という問い。
東洋の人たちはこういう質問を持たないんです。
りんごは落ちて当たり前。
気になるのは「どうしたら採れるのか?」「おいしく食べられるのか?」といったこと。
東洋と西洋では質問が違います。
質問によって考え、発見が生まれるので、今までの時代が西洋中心だったのも、この質問の違いが大きいところと言えます。

では、この質問の違い、思考方式の違いは何によって起きるのか?
それが認識方式の違いです。

西洋の認識方式

ケヴィン・ケリー氏は、裏にある構造や仕組みに関心を持ちます。
この宇宙はどのように成り立っているのか?
歴史はどういう脈絡で進んでいるのか?

例えば、彼は、電気の発見があれば、当然次は電波の発見になる。
これは選択できるものではないと言います。
仕組みにのっとったら、誰でもどこでもそうなるってことですね。

こういう認識方式だと、出来事にそんなにとらわれなくなる気がしませんか?
出来事よりもその裏の構造をみるし、その構造に従って考え、判断する。
主観より客観的になりやすい。
変に感情のアップダウンもしなくなります。

だから彼は問題もちゃんと見る楽観主義です。
AI化による問題。
例えば仕事がなくなるというのはよく言われています。
彼は、人間にしかできないクリエイティブな仕事をすればよいと言い、そのためにはアイデンティティの変化、応援しあう仲間が必要だと。
そして、彼はそう理解したらその様に実践できる人なのでしょう。

西洋の認識方式の限界

読んでいると、西洋の認識方式はさすがだなーと感じます。
だから科学技術でここまで時代を発展させてきたのですね。
けど、これからの時代はその西洋の認識方式でも対応できなくなります。

「人間とは何か?」の再規定が必要です。

彼の人間観は末端の化合物。
それは仕組みや構造から見たらそうなるのでしょう。
神がいて、宇宙があって、銀河系、太陽系、地球、植物、動物、そして人間が生まれる。
宇宙に対して人間は小さいし、トップに君臨しているのではなく生物学の分岐した末端にいる存在。
人間とはそういうもの。
彼は悲観なんてしていません。

でも、その人間観ではこれ以上の発展は難しいです。
IQ10000のAIが100億台くるなかで、自分の存在意義を感じれるでしょうか。
令和哲学・nTechでは、人間は神より9000兆倍すごすぎると言っています。
今ここ自分と自分の宇宙を創造破壊しているのが本当の人間です。

これって、実は西洋も言っているんですね。
数学上の計算式では、1秒間に10の500乗回、宇宙を創造破壊しているという結果が出ています。
でも、彼らの認識方式ではこれが何なのかが理解できない。

本当の人間は、誰も上にも下にも置かない絶対尊厳そのもの。
全ては平等な同僚。

人間観を最高に高める認識方式、教育が今必要です。

自己否定する日本の価値

だから自己否定が必要です。

「本当はこんな小さい自分じゃないのに!」って。

日本は無意識深く、人間のすごさを感じています。
魂がプライドが高い。

宇宙を生み出す自分なのになぜこんなちっぽけに扱われているのかって。
尊厳を傷つけられている憤りがあるんです。
尊厳を持ったもの同士、美しい関係性を築けるはずなのになぜそんなに傷つけあうのかって、悔しくなる。

私は日本人の自己否定はそんな無意識からくるものだと思います。

ケビン・ケリーがいう「ミラーワールド」。
実はこの現実、この宇宙そのものがミラーワールドです。
この体の自分はアバター。
アバターはアバター。
本当の自分ではない。
だから自己否定するんです。

自己否定して、自分と自分の宇宙を0化した時、本当の自分に出会えます。
それを教育体系化したのが令和哲学・nTechです。

知のB1 ブックダービー

知のB1ではNoh先生がファシリテーターを務めますが、毎回質問がシャープすぎて、何が出るのか今からドキドキです。
今回は他の馬(本)たちも強豪ぞろい。
面白い本が並んでいるのでぜひ見に来てください。

<詳細>
日時:10/24(日)21:00-22:30
参加方法:オンライン(zoom)
参加費:無料
申し込み先:https://reiwaphilosophy.com/?p=8753