人と人はわかり合うことができるのか!?~繭の内にいる人間の現在地を知る絶望が、希望の始まり~

こんにちは。
0=∞=1で5人組づくりを実践しているコミズヨシミです。
ご訪問ありがとうございます。
今日は「人と人はなぜわかり合えないのか」がテーマです。
わかり合いたいけどわかり合えない
どうやったら人と人がわかり合えるか、悩んだことはないですか?
私は子どもの頃、結構悩んでいました。
きっかけは友だちがうまくつくれないという、そんなレベルの話(笑)
でも当時の私にとっては最重要課題でした。
子どもの時って、友だち関係が人生で大きな割合を占めますよね!?
だから友だちがつくれるかどうかってすごく重要!
で、私はかなりへたでした(笑)
自分の思うことを表現しても伝わらないし、相手が言っていることも理解してあげられない。
自分の主観で友だちをジャッジしたり、感情的になってひどいことを言ってしまったり。
この感情っていうのは特に厄介でしたね~。
相対比較して凹んだり、妬んだり、強がったり。
仲間に入れないと寂しくなったり焦ったり。
そんな感情にとらわれると、ますます言いたいことが言えなくなるし、相手の言葉も受け取れないんですね。
感情的にならずに、ちゃんと相手を理解したい。
落ち着いて相手を思いやる言葉を投げかけたい。
大切な友だちを大切にできるようになりたい。
そんな風に思っていました。
多かれ少なかれこういう悩みを持っている人はいるんじゃないかなって思うんです。
愛したいけど愛せない、理解したいけど理解できない。
これができていたら争いってもっと減っているはず。
「人と人はなぜわかり合えないのか?」
人間の共通のテーマですね。
客観的な視点を持とう
さて、そんな人間の共通のテーマですが、皆さんはどんな解決策に取り組んできましたか?
私はとにかく客観的な視点を持とうとしてきました。
自分の主観で見るから相手を理解できないんだと。
色眼鏡をかけているようなもの。
「色眼鏡を外すぞ!」と外したはいいものの、さらに別の色眼鏡をかけていることに気づいたんですよね。
家族という色眼鏡、教育という色眼鏡、国、そして人間という色眼鏡。
どこまで外しても外し切ることはできませんでした。
「0ベース思考」なんて言葉も流行ってますが、完全な「0」なんてイメージができませんから、がんばっても「なんちゃって0ベース思考」どまり。
色眼鏡を外せないんだと気づいた時には、ちょっと絶望でしたね。
とはいえ諦めるわけにもいかないので、なるべく自分の主観に固定しないように、相手の目線に立ったり、相手の気持ちを汲むように心がけました。
そうすると自分の主観を押し付けるよりはよっぽど関係性はスムーズになりましたが、今度は自分の意見や考えを出せなくなって、自己内で矛盾が生じて葛藤でしたね。
そんな試行錯誤をする中で、色々湧き出る感情が暴走すると、また友だち関係がうまくいかなくなるので、感情は抑えるというのが鉄則になっていきました。
なので、友だちからはよく「落ち着いている」「冷静だね」なんて言われるんですが、実は本人の中は嵐(笑)
今ではこうした葛藤はクリアできるようになっていますが、いまだに感情表現が人より下手なのは、その頃の名残かもしれませんねー。
まあ、とにかく子どもの頃の試行錯誤はことごとく失敗したということです。
人間は1分1秒でも同じ世界を見れない
で、このままだと絶望まっしぐら。
人と人は永遠にわかり合えないということになります。
そして、実はその通り。
残念ながら、人類700万年間、1080億人(人類の総人口のひとつのデータです)、一度も人と人はわかり合ったことがないのです。
物理的に見ても、全く同じ画面を見ることができる人っていますか?
同じ空間、同じ時間に同じ目線を置くことは不可能です。
さらに私たちは五感で波長を引っ張り、脳で解析して目の前の現実画面をつくりだしています。
それぞれが引っ張る波長や解析は全く同じにはなりえません。
バラバラの現実画面を出発にして、個々別の経験・体験を蓄積していくんです。
1分も1秒も同じ世界を共有したことは一切ないのが私たち人間です。
例えるなら蚕の繭の内にいるようなものですね。
蚕は自分でつくった繭の中でサナギ化します。
自分がつくった自分の世界の中にいる。
誰もその世界には入れない。
逆もまたしかりで、誰の世界にも入れない。
でも、目の前に相手がいて、同じ世界を見て、同じ言葉を使っているように見えるので、まるで出会っているように、話が通じているように錯覚してしまう。
事実は1分も1秒も同じ世界を見ていないのに。
全く違う繭の内にいるのに。
それなのに「わかってよ!」「わかりたい!」なんて思うこと自体がものすごい暴力的ですね。
人間、700万年間無意識深くずーっと傷ついてきたんです。
繭の外に出る
まずはこの人間の現在地に気づくことがものすごく大切。
診断を間違ったら正しい処方ができないように、何事も正しい診断から始まりますもんね。
繭の中にいたんだー!
私しか見たことのない世界だったんだー!
誰にも出会ったことがなかったんだー!
と涙と共に叫んじゃいましょう。
なぜそうなのかの理解ができることで、全てが自分がつくった自分の意識の宇宙であることがわかります。
全部自分がつくっていたんだー!
全て自分だったんだー!
分離できるものはひとつもなかったんだー!
と、自然と歓喜の叫びに変わります。
その時、繭の外に出る道が見えてきます。
蚕が繭をつくって繭から出るステップを伝え、道具を提供するのがnTech・令和哲学です。
全てを受け入れる心
人と人がわかり合えないことを理解することは、絶望であり希望です。
なぜならこれは私たち人間共通の現在地だから。
だから誰も責めることはできないんです。
人と人がわかり合えない仕組みがあるだけです。
その仕組みを客観的に理解することで、心が寛容になれます。
無意識に傷つけあってきた痛みに、共に涙することができます。
自然と自分のことも相手のことも受け入れることができるようになるんです。
仕組みを理解することで、仕組みから自由になって活用することができるようになります。
その時、繭の外に出ることができ、究極の客観性を持てるようになります。
そして、人と人がわかり合う道を拓くことができるんです。
だから、安心して人と人がわかり合えないことに絶望していきましょう。
6月6日Together For Peace Power
楽しく絶望し、希望へ向かっていく実践者たちのイベントが6月6日にあります。
人と人がわかり合えない仕組み、解決する道具を発見・発明した令和哲学者Noh先生もゲスト出演します。
この時代の新しい人間関係を生み出す歴史の1ページを皆さんと共有出来たら嬉しいです。
ぜひご参加ください。
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【詳細】
日程:6月6日(日)
〈第一部:トークライブ〉【13:00-14:30】
①国を癒す大医を目指す医療家 AI和合クリニック院長:長岡美妃
②OneWorld実現にむけ、女性性時代の世界化を展開していく
Next Renaissance地球市民会議 発足準備委員会 共同代表:新原千春
③令和維新の中心都市大阪をリードする大阪3.0構想共同発起人:井上篤
〈第二部:Noh Jesuスペシャルトークライブ〉【14:30-16:00】
❶女性性時代、心時代の提唱者
令和哲学者:Noh Jesu
❷「120 万人の個の発展」をヴィジョンに掲げる
一般社団法人アイアイ・アソシエイツ理事、ソウルリレーションデザイナー:堤久美子
●ファシリテーター:森貴司(NPO法人PBLS共同代表理事)
●司会:Morphie(NPO法人PBLS理事)
https://tpp20th.peatix.com/view

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