プロジェクトアリストテレスに見る効果的なチームの作り方~心理的安全性はどのように得られるのか~

こんにちは。
「0=∞=1」で命以上に大切な5人組づくりを実践するコミズヨシミです。
ご訪問ありがとうございます。
今の時代、どんなチームを持つのかはとても大切です。
AI時代、そしてコロナ禍の中、一人でやるのは限界があります。
どんな関係性を築き、どんな組織、チームを持つのかが、人生の幸せを大きく左右します。
チームに関する研究で有名なのが、Googleが取り組んだ「プロジェクトアリストテレス」。
今回は、これを題材にチームづくりに必要な要素を観ていきたいと思います。
効果的なチームの力学とは
この記事の中で印象的だったのは、この一文。
真に重要なのは「誰がチームのメンバーであるか」よりも「チームがどのように協力しているか」である
「効果的なチームとは何か」を知る
これは本当にその通りですよね。
チームメンバー間の関係性が密で、団結していて協力体制がしっかりしていると、個々の能力以上の成果を発揮します。
そんな経験を、あなたも多かれ少なかれ経験したことがあるのではないでしょうか?
1+1=2以上に、10、100にもなるんですね。
どんな人がいるのか、ではなく、どんな関係性を築いているのか、が大切です。
と、言いつつも、ついどんなメンバーがいるのかを意識してしまうんですよねー。
隣のチームの方が優秀な人が多いとか、採用の時には能力の高い人を選びたくなったり。
それも仕方ないこと。
目で見えるのは、人間という存在であって、人と人の間である関係性は見えませんから。
見えるメンバーを基準に考えやすいのは、当然と言えば当然のことです。
でも、これからの時代は特に個々の能力に頼るチームではなく、関係性や協力体制を進化させるチームが伸びていきます。
この認識をしっかり装着、実践していきたいですね。
心理的安全性の重要性
さて、プロジェクトアリストテレスと言えば
心理的安全性
です。
Googleが発見した効果性の高いチームをつくる5つの力学の内、一番重要なのが心理的安全性だそうです。
Google のリサーチチームが発見した、チームの効果性が高いチームに固有の 5 つの力学のうち、圧倒的に重要なのが心理的安全性です。リサーチ結果によると、心理的安全性の高いチームのメンバーは、Google からの離職率が低く、他のチームメンバーが発案した多様なアイデアをうまく利用することができ、収益性が高く、「効果的に働く」とマネージャーから評価される機会が 2 倍多い、という特徴がありました。
今では当然のように思う人も多いでしょうが、ひと昔前までは、「こんな精神論みたいなこと、何言ってんだ」くらいの雰囲気がありましたよね。
特に日本は、「我慢してとりあえずやる!やり続ける」が美徳でしたから(笑)
でも、それではもう組織やチームは頭打ちです。
メンバー1人ひとりの心理的安全性が担保されてこそ、能力がどこまでも開いていきます。
でも、これがなかなか難しい。
この5つの力学が再現性があるならば、効果性高いチームは今頃世界中にバンバン生まれていると思います。
しかし、そうなっていない現状。
それはなぜか?
私の見解ですが、心理的安全性の構築に失敗しているからだと思います。
なぜ失敗しているのでしょうか?

目で見たら存在不安
心理的安全性の前に、そもそもの隠された大前提を理解することが大切です。
実は人間は、体の目で見たら存在不安になるのです。
「自分」とは「自ら分ける」と書きます。
この体の範囲が自分だと思い、自他を分けると、周りとのつながりがなくて孤独です。
エネルギーのレベルから見たら、エネルギーが欠けている状態で限界があります。
自分の能力も、認識できる範囲も極めて限られていて、無知に対する不安でいっぱいになります。
これは、脳によってこの体が自分だと認識することで起きることです。
だから、無意識深く存在不安から始まるのが人間の宿命的課題なのです。
この大前提を知らないまま、心理的安全性を得ることは不可能ですし、無理に得ようとするとひずみが生じてさらに苦しくなります。

心の目で観る
まずは、脳を基準にして体の目で見る認識方式を手放すことが必要です。
そして、新しい認識方式を得ること。
令和哲学・nTechでは、「心の目で観る」と言っています。
これは「0=∞=1」の世界のことでもあります。
この時、心理的安全性を誰もが得られるのです。
5つの力学が躍動する効果性高いチームを令和日本からつくっていきましょう!
~心が脳に勝利する時代を令和日本から切り拓く~
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