「マトリックス」モーフィアスが現代を生きる私たちに突きつける問いとは その②
- 2020.12.23
- 歴史文明はどこへ行くのか?
- nTech, マトリックス, モーフィアス, 令和哲学

こんにちは。
ご訪問ありがとうございます。
前回の続きです。
映画「マトリックス」でモーフィアスがアンダーソンに問いかけるシーン。
ブルーカプセル:マトリックスの中で生きる
赤カプセル:マトリックスの外に出て真実を知る
これを現代を生きる私たちに置き換えると、
ブルーカプセル:脳の中で生きる
赤カプセル:脳の外に出て生きる
と言えるというお話をしました。
今日は、赤カプセルを飲む生き方がどんなものなのかを一緒に深めていきたいです。
赤カプセルの道は超難関ですけどね~。
全てを手放せるのか
マトリックスの外、脳の外に出るとはどういうことでしょうか?
そもそも自分がマトリックスの中、脳の中で生きていたんだ!ということを知ることから始まります。
つまり、この現実は脳が生み出すホログラムであり、虚構であり、実在しないことを悟り知ることです。
時間、空間、存在、エネルギーは存在しない。
それらを存在させる「何か」があるだけ。
一昔前なら、何言ってるんだの世界ですけど、今では量子力学もメジャーになってきていて、科学的にもこの宇宙がホログラムであることが言われてきています。
とはいえ、そう簡単に「そうですか」といって今までの全てを手放せるのかというと、これがなかなか難しい。
自分の思い込みを手放すことだけでなく、究極を言えば、
見ても見てない
聞いても聞いていない
話しても話していない
その境地になれるのか、ということです。
いやいや、不可能でしょ、とつっこみたくなります。
マトリックスを生み出す何かを知りえるか
もし知っていることは一つもないと、全てを手放して、このマトリックスの中から自由になれたとしても、その外にちゃんと出会えるのでしょうか。
時間、空間、存在、エネルギーを生み出す「何か」。
その「何か」を正しく知りえるのか。
いや、不可能ですよね。
これは「不立文字」と言われた世界であり、カントはマトリックスの中と外を分けろと言いました。
そのくらいイメージできない世界です。
脳の外なわけだから、脳を通して近くする私たちには絶対にわからないということです。
赤カプセルの道は険しい。。。
歴史上、赤カプセルを飲んだけれど、挫折してブルーカプセルに戻った人もいるでしょう。
そしてマトリックスの中で、倫理道徳を大事にしながら生きていく。
気持ちはわかりますが、赤カプセルの不可能を超えていきたいですし、それを可能にするのが令和哲学・nTechです。
そして不可能シリーズはまだまだ続きますので、お楽しみに!
~心が脳に勝利する時代を令和日本から切り拓く~
-
前の記事
「マトリックス」モーフィアスが現代を生きる私たちに突きつける問いとは 2020.12.21
-
次の記事
「マトリックス」モーフィアスが現代を生きる私たちに突きつける問いとは? その③ 2020.12.24