「マトリックス」モーフィアスが現代を生きる私たちに突きつける問いとは

こんにちは。
ご訪問ありがとうございます。
映画「マトリックス」知っていますか?
知らなかったら、「へー」くらいで読んでください(笑)
モーフィアスがアンダーソンに問いかけるシーンがあるのですが、それがまさに現代を生きる私たちに突きつけられている問いだなあと思いました。
現代を生きる私たちに突きつけられている問い
このシーンです。
ブルーカプセル:マトリックスの中で生きる
赤カプセル:マトリックスの外に出て真実を知る
どっちで生きるか!?と問われているわけです。
これを現代を生きる私たちに置き換えると、どう理解できるでしょうか。
ブルーカプセル:脳の中で生きる
赤カプセル:脳の外に出る
私たちはずーっとブルーカプセルを飲み続けてきたと言えます。
脳の中で生きてきた700万年間
実は私たちは700万年間、脳の中で生きてきたわけですが、それは一体どういうことでしょうか。
量子力学の世界では、人間の観測行為によって存在が生まれるという実験結果が出ていたり、人間が観測していないときは、波動であることがわかっています。
この宇宙は2次元スクリーンに映し出されたホログラムであることが科学的に言われていたりもします。
また、最先端の物理数学であるM理論では、1秒間に10の500乗回宇宙が生まれたり消えたりしているという結果が出ています。
他にも歴史を振り返ると、釈迦は「色即是空」と言ったり、老子は「道」と言ったり。
「無」を説いた人もいます。
哲学者でいうなれば、カントは自分も含めたこの現実は認識対象であり、認識結果物であると言いました。
ひと言で言ってしまえば、この宇宙は錯覚であり、「無い」のです。
脳が処理して映し出しているマトリックス、ホログラムです。
それを知らないまま、目で見たことを絶対!自分が有る!宇宙が有る!と思いこんで、脳のマトリックスの中で生きてきたのが人類700万年間の歴史です。
無用者階級へまっしぐら
で、それが何の問題なの?って思うかもしれませんが、全ての根本問題はまさしくここにあるんです。
それでも今までは倫理や道徳を大切にしながらなんとかやってこれましたけど、いい加減チェックメイトを打たれたなーって思ったんですよ。
それがAIですね。
追い打ちをかけるようにコロナ。
人間よりIQが1万倍賢いAIが誕生しますし、コロナによって今までのシステムも根こそぎ崩れさって足元がグラグラです。
この中をどう生きていくのか?
社会はどの方向へ向かうのか?
ユヴァル・ノア・ハラリ氏が言っていた超格差社会の到来、そして「無用者階級」量産というのが急に身近になりましたねー。
ああ、本当にその時代になるんだなと。
AIとコロナを前に、人間の尊厳を回復し、可能性を生かすにはどうしたらいいのか?
ブルーカプセル、脳の中では限界ですね。
じゃあ、赤カプセル飲みましょう。
と言いたいところですが、これがまた難しい。
それはまた次回書きますね。
まずはブルーカプセルを選択し続けてきた人間がどんな生き方だったのか、一緒に深めていけたら嬉しいです。
~心が脳に勝利する時代を令和日本から切り拓く~
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