「LEADERS」を観て〜覚悟と家族意識〜

「LEADERS」を観て〜覚悟と家族意識〜

こんにちは。
0=∞=1 でポストコロナ時代の美しい組織づくりを実践するこみずです。
ご訪問ありがとうございます。

「LEADERS」知っていますか?

友だちが観て感動したというのを聞いて、「絶対好きだよ!」と言われたおススメに乗って観てみました。
その通り、開始6分で感動の涙でしたw
まだ前編だけですが、この熱い想いのままにブログに書き留めますね。

誰も言ったことがない道を行く覚悟

戦前、まだ外国車しかなかった時代に、国産乗用車を走らせる!という夢を掲げた主役の愛知喜一郎。

それは100人中99人は一笑にする夢でした。
けれど、彼は国力を上げるため、日本の未来のために旗印を掲げたのです。

当然、否定されまくりでした。
自分の会社の社長にも、取引先の銀行にも。
時間もかかります。
エンジン1個仕上げるのに5年かかっています。
さらに戦争や金融取締などで、なかなか思うように事業も進みません。
そんな中で、大切な仲間が亡くなってしまったこともありました。

苦難としか言いようがない道を、それでも行く。
誰も言ったことがない道を行くには覚悟が必要です。

彼はその覚悟を最初から最後まで貫き通しました。

彼の意志に感動して私は涙が止まりませんでした。

アメリカに負けている悔しさ

愛知喜一郎の覚悟、そしてそこに共感し共にやり続けた人たち。
彼らをそこまで動かした原動力は何だったのでしょうか?

私は、アメリカに負けている悔しさではないかと思います。

西洋に学び、真似でしかない日本。
そして、アメリカがどんどん入ってきて、我が物顔をします。

映画の中でも言っていますが、自動車産業は総合産業です。
その産業をアメリカに取られるということは、日本の産業が育たず、国力も育ちません。
完全にアメリカの言いなりになっていくしかない道です。

愛知喜一郎はそれが見えていたのではないでしょうか

日本人としての誇りがそれを許さなかった。
命より大切な剣を手放しただけでも、日本人の中にはものすごく悔しい思いが無意識深くあったと思います。
その悔しさを噛み締めながら、西洋に学んだけれど、産業まで奪われるということは、職業、ライフスタイル全て日本が自立できないということです。

さらに戦争で、原爆を落とされ、天皇の人間宣言までされ。。。
言いようのない悔しさが、誰もが無理だと思った国産乗用車を実現させるという壮大な夢に、心を結集させたのではないでしょうか。

社員は家族

愛知喜一郎は何度も経済的に困難な状況になり、金融引き締めの時には、2億円を調達しないとならない事態にまで追い込まれました。
当然、合理化とともに人員解雇が言われます。
けれど、彼は絶対に首を縦には降りません。

「家計が苦しくて、家族を追い出す家がどこにある」

社員は家族だと言い、その姿勢を貫いた愛知喜一郎。

今の社会は関係性がとても希薄です。
バブル崩壊やリーマンショックにより、会社が社員を守るという日本のムードもなくなり、お金の切れ目が縁の切れ目、くらいになってしまっています。

「LEADERS」に描かれている会社一丸となっている暖かさは、私たち日本人が失ってしまった尊いものです。

あれだけ共に切磋琢磨するのが好きだった日本人が、今どれだけ孤独なのか。
コロナでさらに孤独が加速します。

こんな時だからこそ「LEADERS」から観る覚悟を決める意志、共に在る隣の大切な人を見つめ直す機会にしたいと思いました。

早く後編も観たいー!

〜心が脳に勝利する時代を令和日本から切り拓く〜